【商談の雑学】経済知識!バブル時代、バブル景気の雑学!

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 yukichi


バブル景気。それは狂気ともいえる時代。


masaです。
「バブル」と聞いて何を思い浮かべますか?
「バブル=泡」、「バブルガム」、「バブルガムブラザーズ」
まぁ、色々あることと思います。
仕事がら大手企業にお勤めの方、会社役員の方、そして経営者の方とお話しする機会が多いのですが、時々「もう一度バブルの頃に戻らないかなぁ。」なんて話が出てきます。
「バブルの頃」とは?????
そうです。あの有名な「バブル経済期」のことです。「バブル経済」と呼ばれている日本が最高に浮かれていた時代の事です。
バブル経済を簡単に説明すると、1986年から1991年に日本で起きた資産や土地価格の高騰など伴って起きた社会現象です。
その時代の日経平均株価は38,915円という驚異的な数字を叩き出していました。
驚愕のエピソードの例を挙げると、119万円で売り出されたNTT株が2か月後には318万円になっていたという逸話もあるほど、投資をすれば儲かっていた時代です。
また、一坪1000万円で買った土地が1か月後には一坪2800万円になっていたという時代でもあるのです。
っていうか、一坪1000万円って(汗)
とにかくすごい時代だったというのは感じてあるかもしれません。
正直、1980年生まれの私はバブルの恩恵を受けたということは皆無です。
その頃私がやっていたのは友達みんなでビックリマンシールを集めたり、かめはめ波の練習したりたり、ファミコンをやっていたぐらいですね。
私たちセールスの顧客や提案先の決裁者の方で40代から50代の方は少なからずこの「バブル時代」の恩恵を受けている方であることも少なくありません。
まずその方々との共通の話題として「バブル時代」の雑学を持っていることに損はありません。
「バブル時代」の雑学を身に付け、「バブル世代」の方からの共感を得て、親睦を深め、成約率を向上させましょう。
「バブル時代」。
それがどんな時代だったのか。
どんなエピソードがあるのか。

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バブル時代とは?


kabuka_japanhttp://benedict.co.jp/smalltalk/talk-291/より。

上記でも少しご説明しましたが、バブル時代とは1986年12月から1991年2月までの51ヶ月間続いた好景気の事です。平成景気とも呼ばれています。
日本の土地や株が本来の価値とはかけ離れた価格まで上昇しました。つまり「資産のインフレ」ですね。
このときの日本の地価を調べるとその異常さがうかがえます。
ピーク時の日本の土地資産は推定で2456兆円!この数字がいかに異常かというと、アメリカ全土の地価の4倍という驚異的な数字だったのです。
驚くことに、「東京23区の地価=アメリカ全土の地価」になっていたのです。
土地だけではなく株価も上昇。バブル景気前までは10,000万円くらいだった日経平均株価は1989年12月に38,957円を記録しました。
上がり続ける株価と土地により、「今後も地価や株価は上がり続けるから、買えば儲かる!」という神話が生まれました。
これにより、みんなが競うように買い漁り、地価と株価は適正価格からはずれ、値上がりし続けました。
その結果、企業をはじめ、個人でも投資の成功によりたくさんの利益を手に入れることが出来ました。
さらに定期預金の金利も今では想像もできないくらい高く設定してありました。
銀行では2%は当たり前で、郵便局の10年定期預金ではなんと8%を超えていて、10年預けていれば預金が2倍になっていたそうです。
まさに簡単にお金が稼げた時代と言っても過言ではないのかもしれませんね。


バブル時代の生活


やはり簡単にお金を稼げると生活も派手になっていきます。
それは企業も個人も一緒です。
お金が動けば仕事も動く!とにかく企業は人手不足で是か非でも新入社員を獲得したいと考えていました。
このバブル期に就職活動をされた方(1989年3月高校、大学卒業の方)は大変恩恵を受けたと聞いています。
例えば、

〇会社説明に行けば、「電車代」として3万円支給された
〇内定者には「ハワイ旅行」や「国内旅行」へのご招待
〇学生を接待していた

この「電車代」で100万円稼いだという猛者もいたそうです。
また、他の会社に行かない様に囲い込みとして「研修という名の旅行」は当たり前だったとか。
さらに、学生さんを高級ステーキ店や高級すし店で接待して入社するように説得していたようです。
驚くことに、内定し入社した学生に「60坪の土地を与える」なんていう会社もあったそうです。
まさに「学生が会社を選んでいた時代」だったのです。
もちろんこれだけではありません。
入社してからもすごかったのです。
例えば、

〇新卒の初ボーナスが公務員のボーナスを超えている(封筒が立つ)
〇給料が1年で100万円アップ
〇タクシーチケットが使い放題
〇なんでも会社の経費で落ちる

本当に凄まじい時代だったんだなぁと思います。
新卒の初ボーナスで!って感じですよね。封筒が立つってことは3桁万円の可能性が濃厚ですよね。。。。(汗)
新卒の年収で「親御さんの年収を超えた」という人も普通にいたそうです。
「1年で給料が100万円アップ」とかフルコミッションの外資系生命保険のセールスマンか!?と突っ込みたくなります。
今は1500円の賃金のベースアップをする為に組合が必死になって企業と交渉しているですよ!(怒)
「タクシーチケット」はおろか、仕事終わりに使用したタクシーの領収書を出しただけで上司に殴られる勢いかもしれません。
また、「ランチ」「ディナー」の領収書など出そうものなら、月のノルマを増やされかねません(恐怖)
この様に、「今」を基準と考えると「異常な時代」であったことが伺えます。
このバブルという時代のエピソードはまだまだ尽きません。

〇未成年でも400万円の車のローンが通った
〇銀行や郵便貯金の金利だけで生活できた
〇高額なものほどよく売れた

私は自動車業界に身を置く者として「未成年でも400万円のローンが通った」は驚愕です!
このご時世「保証人」がないと絶対にダメですね。
さらに、「金利だけで生活」なんて今の定期預金の金利からするとあり得ません。
良くて0.2%(2016年現在)ですよ!
仮に1億円預けてても年間20万円です。年収20万円ではとても生活なんてできません(涙)
さらに、さらに、もし100万円で売れないものがあったとしたらどうしますか?
バブル期は「値引き」して売るという発想ではなく、「値増し」して売っていたそうです。
まさに、高いものほど良いとされていた時代!100万円で売れないものを200万円にしたら即売れたとのことです。
今は「安くていいものを」の時代です。企業はコストカットに悪戦苦闘し、消費者はコスパに優れているものを買う時代です。
「高いから売れる」なんてあり得ません。


バブル期といえば


この激動の時代に流行ったものは今も「バブル」の象徴として語り継がれています。
まずはバブルと言ったらこれ


肩パット


cc45a456a1b92704b103732f9ae8ca45_8931http://girlschannel.net/topics/421110/より。

若き日の「B’z」です。
肩が明らかに尖りまくってますよね。
まるで、

e2710f7cc74f2ae204894d65e39c2907https://middle-edge.jp/articles/I0002084より。

私が敬愛する「ピッコロさん」を彷彿とさせる勢いです。
これで「クスッ」としたら私と同世代ですね。
まぁ、ドラゴンボールネタはさておき、男女限らずみんな肩パットを装着していました。


ジュリアナ東京


julianastokyo01http://www.officej1.com/bubble/kinpika1.htmより。

ジュリアナ東京とは1994年まで東京都港区芝浦にあった伝説のディスコです。
「お立ち台」と呼ばれるステージに「ボディ・コンシャス(ボディコン)スーツ」というピッチピッチのミニスカートのワンピースを纏った女性が、「ジュリ扇」と呼ばれていた「羽根突きの扇子」と手に踊っていました。
どのくらいの集客があったかというと、平日でも1000人以上、「花の金曜日(花金)」と言われた金曜日と土曜日では2000人以上、時には3000人を超えることもあったとか。
上の写真でも想像できる通り、もう、ギッチギチです!
連日テレビで派手な服を着た女性が「ハードコアテクノ」の音楽に合わせて「∞」を描くように「ジュリ扇」を振っていたのを記憶しています。


前髪のとさか&太眉


419x322x89fb050b5513171093db5a96http://matome.naver.jp/odai/2141086649933818501/2141113722217935603より。

今思えば女性のほどんどがこんな髪型をしていました。
同時進行で「ソバージュ」なんかも流行っていたみたいです。
髪型は違えど、共通していたのは「太眉」です。
この時代のファッショントレンドは何もかも「派手」「大袈裟」が常識だったのかもしれませんね。

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ショルダーフォン


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言わずと知れた当時の「携帯電話」です。
当時はこの「ショルダーフォン」を持つことがトレンドでした。
メルセデス・ベンツのSクラスをはじめとする高級車のアームレスト部にはこういった携帯電話が備え付けられていました。
ちなみに当時ショルダフォンを持つためには「補償金20万円」と「月額2万6000円」が必要でした。


「メッシー」、「アッシー」、「ミツグ君」


364x277xce3ad12f3d271f6217a60ab2http://matome.naver.jp/odai/2141086649933818501/2141118951852201903より。

そう!あの天才的ドリブラーの「メ〇シ」・・・・・・・ではありません。
ここでいう「メッシー」とは「女性にご飯を奢るだけの男」のことを指すのです。
つまり、「思わせぶりな態度を取ってご飯を奢らせる」という高騰テクニックです!(怒)
そして「アッシー」とは「足」。つまり「タクシー君」です。
電話で呼び寄せればいつでもどもでも迎えに来てくれる「無料タクシー」という訳です。
これも思わせぶりな態度を取っていることでしょう。
じゃないとしないでしょ!?
最後に「ミツグ君」。これは同じ男として可哀想になるものです。
「これ買ってくれたら〇〇君のこと好きになるかも」などと言い、金持ちのボンボンから貢がせるだけ貢がせるというもの。
私はこう言いたいです。

「おい!しっかりしろ!日本男児!」と。。。。。。。


そして、バブルが弾ける。。。。好景気終焉の時、バブル崩壊


bubu30306http://bashoh.com/より。

実力以上に膨れ上がったシャボン玉がついに弾けました。
1991年、この異常ともいえる好景気が終わりを迎えました。
土地の転売で利益を出すため、また、新しいビジネスで一山当てるため、銀行から多額の借金をしていた人がたくさんいました。
地価も下落し、物も売れなくなり、その人たちには借金だけが残ったのです。
倒産する会社や自己破産する人がたくさんいたと聞いています。
銀行もなんとか回収しようと翻弄します。
債務者から回収した株や土地を売りましたが、もう後の祭り。
多額の不良債権が残ってしまいました。
日本経済の低迷の始まりです。
そして、今に至っています。
「不況」「就職氷河期」「貿易赤字」「国債」「借金」「銀行の貸し渋り」などなど、よく知るところです。

いかがでしたか?
不況不況と言われている今からすれば、とても信じられない時代ですよね。
バブル時代を経験したであろう取引先の方などに聞いてみてください。

「バブル時代ってすごい時代だったんですね。」と。

きっと目をキラキラさせながら色々なエピソードや武勇伝を語ってくれるはずです。
とんでもないエピソードが飛び出してくるかもしれません。
ぜひ、この雑学で良い雑談を行ってください。

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masaprocess
About masaprocess 81 Articles
1980年生まれ。公立高校を卒業後、単身アメリカへ留学。コミュニティーカレッジにて経営学を先行し、卒業。帰国後、2006年、某国産新車営業職に従順。売れない営業マンというレッテルを張られあきらめず頑張った2年間の末、「商談の基礎」を構築。それを基に飛躍的に成績を伸ばすことに成功。2013年、更なる高みを目指し、某高級輸入車新車営業に転職。2016年、現在も精力的に活躍中。自称:売れなかった営業マン。

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